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ソイチェック

ソイチェックよくあるご質問


FAQ

「Yogini」でソイチェックをご紹介いただきました

「Yogini」(2022年7月20日発行)にて、エクオール検査『ソイチェック』をご紹介いただきました。


掲載誌はコチラ(編集部様のfacebookに移動します)

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「婦人画報」に、ソイチェックをご紹介いただきました

婦人画報(ハースト婦人画報社)の別冊「婦人の医学BOOK」(2022年6月1日発行)にて、エクオール検査『ソイチェック』をご紹介いただきました。


掲載誌はコチラ(ハースト婦人画報社様のサイトに移動します)

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セルフケアに役立つセミナーのご案内(女性の健康週間オンデマンド公開)

「京都産婦人科医会Presents 若年女性のおけるがん対策」(Youtube配信)

「カラダのものさし」では、女性に優しい成分『エクオール』を通して、ご自身のタイプに合ったセルフケアをサポートいたします。

女性の健康週間(2022年3月1日~8日)に京都で開催されたセミナーが、このたびオンマンド配信されました。6月29日(水)23:59までのお申込みで、どなたでもご覧いただけます。

ご自身のカラダを知ることから、これからの自分らしい毎日を見つけてみませんか?

申込期間:2022年6月29日(水)23:59まで(配信は6月30日まで)
開催場所:オンライン
定員:先着1000名様
参加費:参加費無料

▼応募用フォーム

https://nccx.otsuka/sem/swo000079

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「アップ!」(名古屋テレビ)でソイチェックをご紹介いただきました

名古屋テレビの情報番組「アップ!」(2022年4月21日放送)にてエクオール検査『ソイチェック』をご紹介いただきました。

「アップ!」
番組情報はコチラから(掲載メディアのサイトへ移動します)

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Around50(宝島社)でソイチェックををご紹介いただきました

宝島社が発刊しているムック「Around 50」(2022年3月29日発行)にてエクオール検査『ソイチェック』をご紹介していただきました。

掲載誌のご紹介はコチラから(掲載メディアのサイトへ移動します)

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《LABO REPORT》2024エクオールをつくれている都道府県ランキング

エクオールは大豆イソフラボンが腸内細菌によって変化した成分で、女性ホルモンに似たはたらきが期待されています。しかし、日本人の約半数はつくれていません。つまり、健康や美容のためにイソフラボンを摂っても、そのパフォーマンスを十分に発揮できているかはエクオールがつくれているかどうかが「カギ」になってきます。ご自身がエクオールをつくれているのか、今の習慣でどのくらいつくれているのかを知ることが出来るのがエクオール検査「ソイチェック」です。

今回は、コロナ禍後、初めてのエクオールランキングを発表します。まずは、TOP3!

 

 

1位の鹿児島県は、2020年から過去4年TOPをキープしています。他県に比べてエクオール産生率が高いのには、何か理由があるのでしょうか?私たちもとても気になるところです。続いて、4位以下のランキングをご紹介します。

あなたがお住まいの都道府県は何位でしたか?
エクオールの産生率と各地域独自の食事や県民性と関連性があるか、私たちも引き続き研究を続けてまいります!

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40万人以上の女性が利用するエクオール検査「ソイチェック」開発物語

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今から15年ほど前のある日、大学教授から私たちの元に舞い込んできた1本の依頼
『エクオールをもっと簡単に測定できる装置をつくれない?』
それが私たちとエクオールとの出会いでした。

エクオール ― 最初の出会いと開発のきっかけ

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エクオールは女性ホルモンとよく似たはたらきをし、更年期症状の緩和・骨密度の維持・シワの軽減など、女性の健康と美容に良い効果があると期待されています。エクオールは、大豆に含まれる大豆イソフラボンと腸内のエクオール産生菌によってつくられます。しかし、誰もがこのエクオールの恩恵を受けている訳ではありません。日本人の2人に1人はエクオールがつくれていないのです。さらに、その中でも効果を期待できるだけの理想的な量をつくれている人は、さらに少ないことがわかってきました。
そのような背景のもと、冒頭の大学教授からの依頼を受けたのです。
名古屋大学農学部で食品の機能性を研究していた大澤俊彦教授(当時)と代表の瀧本は、『自分のカラダはちゃんとエクオールをつくれているかな?足りているのかな?』きっとそんな想いの女性はたくさんいるのでは?と考え、早速、簡単にエクオールを測れる装置の開発にとりかかりました。

▼エクオールのはたらきについてもっと詳しく知りたい方はコラム《「エクオール」ってそもそも何?つくれる人の特徴は?》

エクオール検査「ソイチェック」の誕生

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2009年当時、エクオールの測定は研究目的でしか活用されず、手間も時間もかかるうえにとても高価な検査でした。そこで、私たちは世界初となる独自のエクオール測定技術を開発。測定技術の正確さはそのままに、簡単かつスピーディー、そして安価にエクオールを測定することを可能にしました。その技術を利用して2012年に誕生したのが、エクオール検査『ソイチェック』です。今まで特別な研究機関でしか知ることができなかったエクオールの数値が、誰でも尿を採って郵送するだけでわかるようになったのです。

40万人以上が受ける検査へ

検査が発売された2012年当時は、まだエクオールの認知も今ほど高くなく、無名の小さなベンチャー企業の私たちが出した検査キットはほとんど売れませんでした。発売初年度の利用者数はたったの200人。そこから、研究で得られたデータを携えて婦人科や美容外科の医師が集まる学会に参加しては、検査の意義をお伝えしてきました。また、「ソイチェック」を通して様々な医師や身体の不調に悩む女性の声を聴く中で、実は当事者である女性自身が女性ホルモンの変化による身体への影響についてよく知らないということに気付きました。そこで、女性ホルモンの変化と身体への影響を検査を通して気づいてほしいと、全国をまわって講演を行ってきました。行く先々で、自分の体質と対策を知ることができる「ソイチェック」に興味を持っていただけたことは、私たちにとっても励みになりました。その後、エクオールサプリメントが発売され、テレビや雑誌でもソイチェックを取り上げていただくことが増えました。今では、全国の医療機関、健診施設、調剤薬局でも「ソイチェック」を採用いただき、40万人以上の方に検査を使っていただきました。

自分に合った方法で健康&キレイになりたい女性のための検査、それがソイチェックです。

貴女も、自分のカラダに本当にあった対策を見つけませんか?

※「ソイチェック\SOYCHECK」は株式会社ヘルスケアシステムズの登録商標です。

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「熟年ばんざい」でソイチェックををご紹介いただきました

埼玉県所沢市・狭山市・入間市でアクティブシニア向けに生涯現役をテーマに発行しているフリーペーパー「熟年ばんざい」(2022年3月発行)にてエクオール検査『ソイチェック』をご紹介していただきました。

掲載誌のご紹介はコチラから(掲載メディアのサイトへ移動します)

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「Mieライブ」(三重テレビ放送)でソイチェックを始め各種検査を取材いただきました

三重テレビ放送のニュース・情報番組「Mieライブ」(2022年3月16日放送)にてエクオール検査『ソイチェック』を始め、各種検査や私たちのラボを取材していただきました。

「Mieライブ」
番組情報はコチラから(掲載メディアのサイトへ移動します)

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【3/1~8日は女性の健康週間】セルフケアに役立つセミナーのご案内

【3/1~8日は女性の健康週間】「群馬県女性の健康セミナー」(Youtube Live)

3月1日(火)~8日(火)は女性の健康週間です。全国各地で開催されるセミナーをご紹介します。
「カラダのものさし」では、女性に優しい成分『エクオール』を通して、ご自身のタイプに合ったセルフケアをサポートいたします。

ご自身のカラダを知ることから、これからの自分らしい毎日を見つけてみませんか?
オンラインでも参加できるので、ぜひお気軽にお申込みください♪

配信期間:2022年3月1日(火)〜5月31日(火)
開催場所:オンライン
参加費:参加費無料

URL(音声にご注意ください):https://youtu.be/rkoXmlo7G9U

▼イベントの詳細は下記URLよりご確認ください。

https://karadano-monosashi.jp/wp-content/uploads/2022/04/gunma_ondemand_2021_new20220301.pdf

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【3/1~8日は女性の健康週間】セルフケアに役立つセミナーのご案内

【3/1~8日は女性の健康週間】「女性の健康週間に学ぶ~自分の健康(人生)はもっと自分で決められる!」(Youtube Live)

3月1日(火)~8日(火)は女性の健康週間です。全国各地で開催されるセミナーをご紹介します。
「カラダのものさし」では、女性に優しい成分『エクオール』を通して、ご自身のタイプに合ったセルフケアをサポートいたします。

ご自身のカラダを知ることから、これからの自分らしい毎日を見つけてみませんか?
オンラインでも参加できるので、ぜひお気軽にお申込みください♪

配信期間:2022年3月1日(火)〜3月31日(木)
開催場所:オンライン
参加費:参加費無料

URL:https://www.youtube.com/channel/UCW06UWd_BxZRvLgiBU2qAjg

▼イベントの詳細は下記URLよりご確認ください。

https://karadano-monosashi.jp/wp-content/uploads/2022/04/hiroshima_ondemand_n20220301.pdf

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【3/1~8日は女性の健康週間】セルフケアに役立つセミナーのご案内

【3/1~8日は女性の健康週間】「若年女性におけるがん対策-早期発見・早期治療、そして予防」(Zoom ウェビナー)

3月1日(火)~8日(火)は女性の健康週間です。全国各地で開催されるセミナーをご紹介します。
「カラダのものさし」では、女性に優しい成分『エクオール』を通して、ご自身のタイプに合ったセルフケアをサポートいたします。

ご自身のカラダを知ることから、これからの自分らしい毎日を見つけてみませんか?
オンラインでも参加できるので、ぜひお気軽にお申込みください♪

開催日時:2022年3月6日(日)14:30〜16:45
開催場所:オンライン(Zoom)
参加費:参加費無料
応募締切:2022年3月5日(金)まで ※事前応募必須
お申込み:下記の応募専用URLより応募フォームにアクセスいただきご応募ください。
https://nccx.otsuka/sem/swo000009

▼イベントの詳細は下記URLよりご確認ください(画像をクリックいただいても同じ内容をご覧いただけます)
https://karadano-monosashi.jp/wp-content/uploads/2022/04/kyoto_wh_online_220306_2.pdf

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【3/1~8日は女性の健康週間】セルフケアに役立つセミナーのご案内

【3/1~8日は女性の健康週間】「今こそ学ぼうリプロダクティブヘルス&ライツ」(Youtube Live)

3月1日(火)~8日(火)は女性の健康週間です。全国各地で開催されるセミナーをご紹介します。
「カラダのものさし」では、女性に優しい成分『エクオール』を通して、ご自身のタイプに合ったセルフケアをサポートいたします。

ご自身のカラダを知ることから、これからの自分らしい毎日を見つけてみませんか?
オンラインでも参加できるので、ぜひお気軽にお申込みください♪

開催日時:2022年3月6日(日)13:00〜15:30
開催場所:オンライン
参加費:参加費無料
応募締切:2022年3月2日(水)23:59:59まで延長中です! ※事前応募必須
お申込み:下記の応募専用URLより応募フォームにアクセスいただきご応募ください。
https://adk-event.com/w-health

▼イベントの詳細は下記URLよりご確認ください(画像をクリックいただいても同じ内容をご覧いただけます)
https://karadano-monosashi.jp/wp-content/uploads/2021/03/20210327_odawara.pdf

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【3/1~8日は女性の健康週間】セルフケアに役立つセミナーのご案内

【3/1~8日は女性の健康週間】「女性の不調を諦めない」(Zoom ウェビナー)

3月1日(火)~8日(火)は女性の健康週間です。全国各地で開催されるセミナーをご紹介します。
「カラダのものさし」では、女性に優しい成分『エクオール』を通して、ご自身のタイプに合ったセルフケアをサポートいたします。

ご自身のカラダを知ることから、これからの自分らしい毎日を見つけてみませんか?
オンラインでも参加できるので、ぜひお気軽にお申込みください♪

開催日時:2022年3月5日(土)15:00〜17:00
開催場所:オンライン
参加費:参加費無料
応募締切:2022年3月4日(金)23:59:59まで ※事前応募必須
お申込み:下記の応募専用URLより応募フォームにアクセスいただきご応募ください。
https://nccx.otsuka/sem/swo000014

▼イベントの詳細は下記URLよりご確認ください(画像をクリックいただいても同じ内容をご覧いただけます)
https://karadano-monosashi.jp/wp-content/uploads/2022/03/osaka_wh_pnline_20220305.pdf

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【3/1~8日は女性の健康週間】セルフケアに役立つセミナーのご案内

【3/1~8日は女性の健康週間】「リプロダクティブヘルス・ライツって何?」(来場orYoutube Live)

3月1日(火)~8日(火)は女性の健康週間です。全国各地で開催されるセミナーをご紹介します。
「カラダのものさし」では、女性に優しい成分『エクオール』を通して、ひとり一人に合ったセルフケアをサポートいたします。

ご自身のカラダを知ることから、これからの自分らしい毎日を見つけてみませんか?
オンラインでも参加できるので、ぜひお気軽にお申込みください♪

開催日時:2022年3月6日(日)14:00〜16:30
開催場所:①ご来場(熊本市医師会館)②オンライン
参加費:参加費無料
応募締切:2022年3月4日(金) ※事前応募必須
お申込み:下記の応募専用URLより応募フォームにアクセスいただきご応募ください。
応募フォーム

▼イベントの詳細は下記URLよりご確認ください(画像をクリックいただいても同じ内容をご覧いただけます)
https://karadano-monosashi.jp/wp-content/uploads/2022/03/kumamoto_wh_hybrid_20220306.pdf

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&ROSY3月号でソイチェックをご紹介いただきました

&ROSY3月号(2022年1月21日発行)にてエクオール検査『ソイチェック』をご紹介していただきました。

女性ホルモンのすべて
掲載誌のご紹介はコチラから(掲載メディアのサイトへ移動します)

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更年期を自分らしく受け入れるために。いつからどんなことを準備しておくといいの?おすすめの対策3選

いつかは更年期を迎えるものと思ってはいても、「終わりが見えないかと思った」「生きていくのがつらかった」などの経験談を聞くと不安になるものです。「更年期症状」を少しでも軽くするために、いつから、また、どのようなことを準備をしておけばいいのかまとめました。ぜひご覧になり、更年期に向けた対策を始めてみてはいかがでしょうか。
 

更年期とは

 

更年期とは、閉経前の5年間と閉経後の5年間の合計10年間を指します。更年期には「更年期症状」と呼ばれるさまざまな不調が表れることがあります。症状が重く、日常生活に影響を及ぼすものを「更年期障害」と言い、治療が必要です。

いつ閉経するか正確に予想することができないため、更年期の始まりも正確に予想することはできません。日本人の平均閉経年齢は50歳頃と言われてはいますが、実際には40代の前半で閉経する方もいれば、50代後半に閉経する方もいます。そのため、更年期も幅広い年代にわたり、個人差があると言えます。
 

更年期にはどんなことが起きるの?

 

更年期になると女性ホルモンの1つ、エストロゲンが大幅に揺らぎながら減少します。このエストロゲンの変化が更年期症状を引き起こす主な要因です。さらに、40代や50代になると、若い頃とはまた違った家族関係の悩みを持つようになります。子どもがいる方であれば進路のことや反抗期で悩むこともあるでしょう。職場で責任のある立場に立つようになったこと、思うような成果が出ないことなどがストレスになることもあります。

このような加齢による身体的ストレス、家庭や職場での社会的ストレス、また、元々の性格や育ってきた環境による心理的ストレスなどがエストロゲンの変化に加わり、心身両面に表れることもあります。その人の環境や性格によるものもあり、実に千差万別です。

では、更年期の不調には、どのようなものがあるのでしょうか?主に次の3つに大別できます。

  • 血管拡張や放熱による身体的不調
  • その他の身体的不調
  • 精神的不調

それぞれの症状について見ていきましょう。

血管拡張や放熱による身体的な不調

更年期を迎えると、エストロゲンの分泌量が急激に減ります。エストロゲンの減少は、血管拡張作用を引き起こす物質を増加させるため、ほてりや発汗などの症状が見られることも少なくありません。

また、「暑すぎる」あるいは「寒すぎる」と感じる温度が近くなると、ホットフラッシュの症状が起こることもあります。他にも、冷えやのぼせなども、血管拡張によって引き起こされる症状です。

その他の身体的な不調

めまいや動悸などが見られることもあります。胸が締め付けられるような痛み、頭痛、腰痛、関節の痛みも、更年期症状の1つです。また、肩こりや冷え、しびれが見られることもあります。

特にどこが悪いというわけではないけれども、疲れやすくなったと感じる方もいます。40代、50代になり、なんとなく不調を感じるようになったときは、更年期症状なのかもしれません。

精神的な不調

更年期症状として、精神的な変化が表れることもあります。ちょっとしたことで気分が落ち込むようになったり、意欲がわかなかったりする方も少なくありません。

また、情緒不安定になり、急に怒り出したり泣き出したりするケースもあります。不安な気持ちが高まって不眠になることや、常にイライラしてしまう方もいます。

更年期症状は、人によって千差万別です。いくつかの症状が同時に表れることもあれば、更年期症状と思えるような症状が表れないこともあります。

「更年期症状かな?」と思われる症状が表れたときは、他の病気による不調でないことを確認することが大切です。更年期症状の症状はいずれも更年期に特有の症状ではないため、「更年期だから」とそのままにしておくと、他の病気の兆候を見逃すことにもなりかねません。不調を感じたときには病院に行き、原因を調べてもらいましょう。

→このコラムもチェック!

【更年期コラム】更年期は太りに注意!更年期太りの理由と対処法を紹介

【更年期コラム】更年期でイライラしてしまう理由と対策は?


 

更年期にいつから備えたらいい?

 
更年期症状が始まる時期は人によって異なります。早い方であれば30代後半、遅い方なら50代中ごろと様々です。

紹介したような不調があり、なおかつ病院で調べて原因が判明しないときには更年期障害を疑ってみましょう。婦人科を受診してより詳しく調べてもらうことで、適切な対応を早めに実施しやすくなります。

一生のエストロゲンの変化

初潮を迎えるとエストロゲンの分泌量は増え始めます。18歳ごろまでは月経によって多少増減することはあるものの、平均的な分泌量は増加の一途をたどります。

18歳ごろから更年期を迎えるまでが「性成熟期」です。月経によって多少増減しますが、エストロゲンの分泌量は多く、比較的安定します。

更年期になると卵巣の機能が低下し、エストロゲンの分泌量は急激に低下します。月経の周期だけでなく体調も不安定になり、身体的にも精神的にもあまり優れない日が多くなることもあります。

更年期が過ぎて老年期を迎えると、エストロゲンの分泌量はさらに少なくなります。ただし、少ない量で安定するため、更年期のときのような不調は感じにくくなる傾向にあります。

卵巣機能の衰えの始まり

エストロゲンはおもに卵巣から分泌されます。30代の後半になると、卵巣機能が衰え始めます。
卵巣機能の目安として、卵子の数に注目してみましょう。卵子の元となる卵母細胞は、女児が母体の中にいる胎生5ヶ月目ごろに約700万個作られますが、その後、数を急激に減らし、出生時には約200万個、初潮を迎える頃には約30万個にまで減少します。

卵母細胞はその後も数を減らし続け、30代の後半になると減少速度がさらに加速します。卵母細胞が約1,000個以下になると閉経を迎え、個人差はあるものの心身の不調が見られることもあります。

→このコラムもチェック!『【更年期コラム】大豆イソフラボンからつくられる”エクオール”は骨にも良い!』
 

更年期を迎える前にやっておきたいこと

 

更年期は女性ならば誰もが迎えますが、更年期症状はそうではありません。個人差が大きく、ほとんどつらさを感じずに過ぎる方もいれば、日常生活に支障が出る方もいます。

「私は普段から健康だから、更年期症状も軽いだろう」と考える方もいますが、健康状態とは関係なく更年期症状が出る方もいるため、簡単に考えすぎてしまうのは禁物です。更年期を迎える前に、次の準備をしておきましょう。

  • 更年期について正しい知識を得る
  • セルフケアを始める
  • かかりつけ医を決めておく

それぞれの準備について説明します。

更年期について正しい知識を得る

更年期について考えると、不安になる方も多いでしょう。また、すでに更年期を迎えている方から「本当につらくて・・・」「何にもやる気が出なくて・・・」などの話を聞き、不安な気持ちが強まることもあります。

更年期を必要以上に軽く考えるのは危険ですが、反対に、過剰に不安に感じるのも適切なこととはいえません。更年期症状には個人差があることを理解し、そのうえで正しい知識を得ることで過剰な不安を回避しましょう。

更年期についての正しい知識は、書籍や婦人科外来でも得られますが、インターネットでも得られます。ただし、中には個人的な経験に基づく客観性に乏しい情報もあるので、厚生労働省などの公的機関が提供している情報を確認するようにしましょう。

厚生労働省|働く女性の健康応援サイト「更年期」

セルフケアを始める

更年期になると、冷えやのぼせなどの不快症状を感じることがあります。特に冷え性で悩んでいる場合であれば、アジやアナゴ、キャベツ、にんじん、リンゴなどの秋冬に旬を迎える食べ物を意識的に食べると良いとされています。

反対にのぼせが気になるときは、アサリやトマト、キュウリ、ナス、スイカなどの夏に旬を迎えるものを食べると症状を軽減できることがあるようです。季節の食べ物を意識して、少しでも身体が過ごしやすい状態にしておきましょう。

また、更年期症状の1つにイライラもあります。ちょっとしたことでイライラするようになるのは、もしかしたらカルシウムが不足しているのかもしれません。カルシウムを含む小魚や牛乳などを意識的に食べ、穏やかに過ごせるようにしていきましょう。

カルシウムをしっかりと摂取すると骨粗しょう症の予防にもなります。骨の健康を維持するためにも、適切にカルシウムを摂取することは大切です。

ソイチェックでエクオールがつくれているかチェックしてみよう

体内に取り込まれた大豆イソフラボンから、「エクオール」という物質が作られることがあります。エクオールは女性ホルモンとよく似た働きをするため、更年期症状の緩和にも役立つと期待されています。

しかし、すべての方が体内でエクオールを作れているのではありません。また、体内でエクオールを作れている場合でも、十分量を作れているとは限りません。

ご自身の体内でどの程度のエクオールが作られているかは、ソイチェックで調べることができます。ソイチェックは自宅で尿検査をするキットで、尿を採取して郵送するだけで完了します。結果はスマートフォンでチェックできるので、ご自身の体質確認や更年期対策にもお役立てください。

ソイチェックについて詳しくはこちら

かかりつけ医を決めておく

更年期症状は人によって異なります。つらい症状が出たときにすぐに相談できるようにするためにも、婦人科のかかりつけ医を決めておくようにしましょう。

病院によっては、専門の「更年期外来」を開設している病院もありますので、通いやすく信頼できる医療機関を探しておきましょう。
 

更年期に備えておこう

 

更年期の症状は、誰にも予測がつきません。しかし、事前に更年期や更年期症状についての正しい知識を採り入れ、自身の体質について知っておくことで、ある程度備えることはできます。更年期を乗り切るためにも、今から準備をしておきましょう。

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エクオール効果を得るために、1日1~2回は大豆食品を


エクオールの作用について調べた研究結果を見てみると、1日に10mgのエクオールで一定の効果が得られているのがわかります。(「エクオール」ってそもそも何?つくれる人の特徴は?参照)

では、エクオール産生者の腸内で10mgのエクオールを生み出すには、大豆食品からどのくらいの大豆イソフラボンを摂ればいいのでしょうか。たとえば豆乳ならコップ1杯分(200g)程度が必要なようです(図1)。おもな大豆食品に含まれる大豆イソフラボンの量を図2にまとめます。ただし大豆食品に含まれる大豆イソフラボンの量というのは、大豆の品種や商品によって、ばらつきがあります。
 

図2 主な大豆食品1食分に含まれる大豆イソフラボン量

大豆食品 1食目安量 含有量
豆乳 コップ1杯(200g) 50mg
納豆 1パック(50g) 37mg
煮大豆 小鉢1杯(50g) 36mg
豆腐 3分の1丁(100g) 20mg
凍り豆腐 1個(20g) 18mg
きな粉 大さじ1(6g) 16mg
油揚げ 1枚(20g) 7.8mg
味噌 味噌汁1杯分(15g) 7.5mg
おから 小鉢1杯(50g) 5.3mg

内閣府食品安全委員会,大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方(2006年5月)のデータから算出。
 

人によって、日によってエクオール産生量は違う

 
腸内で大豆イソフラボンからエクオールを生み出す力も、その日の体調や、一緒に食べたものの影響などによって変わってくると考えられます。実際、腸内でエクオールをつくれるエクオール産生者に毎日一定量の大豆イソフラボンを摂取してもらった場合の、1週間のエクオール産生量の推移をみた研究があります。個人差も、日々の差も大きいことがわかります(図3)。

27人のエクオール産生者が7日間、一定量の大豆食品を食べた場合の、尿に含まれるエクオール量を測定。尿に含まれるエクオール量は、腸内でのエクオール産生量の指標となる。
尿中エクオール量は日によって変動し、スタート時産生できていた人でも途中からつくれなくなるケースもあった(グラフ内太赤線)
麻生武志, et al. 日本女性医学学会誌 20 (2012): 313-332.より一部改変

またエクオールは、大豆食品を食べてから8時間後ぐらいに血中に現れ、12~24時間後に血中濃度が最大となり、72時間でほとんどが体外に出てしまいます。※1エクオールの恩恵を受けるには、毎日一定量、たとえば1日に1~2回は大豆食品を摂るように心がけるのがおすすめです。
 

エクオール効果を高める食品は?


エクオールを生み出すのは腸内細菌ですから、エクオール効果を高めるには、腸の調子を整えておくのが大切と考えられます。動物試験では、消化吸収されにくく大腸まで届いて腸内細菌の餌になる「オリゴ糖」や「難消化性でんぷん(レジスタントスターチ)」を大豆イソフラボンと一緒に摂ると、エクオールの産生量が増えることが確認されています。※2※3

人間でも同様の効果が得られるかどうかについてはまだ結論が出ていませんが、これらの成分や食物繊維をしっかり摂って腸内環境を整えるのは、エクオール効果を高めるという目的もさることながら、さまざまな不調の予防や改善のためにも大切です(勝負の日に備えるために!今から取り組みたいカラダを守る免疫習慣参照)。ちなみに大豆は、オリゴ糖や食物繊維の補給源にもなります。エクオールの原料を補給すると同時に、エクオール効果を高めることまで期待できる、とても優秀な食材と言えるでしょう。

カラダのものさしには、エクオール産生量を確認する「ソイチェック」、腸の健康度を確かめる「腸活チェック」等の郵送検査があります。ご自身のカラダのものさしとして、是非検査をご活用ください。

※1 Watanabe, S., et al. The Journal of nutrition 128.10 (1998): 1710-1715.
※2 Ohta, A., et al. The Journal of nutrition 132.7 (2002): 2048-2054.
※3 Tousen, Y., et al. Metabolism 60.10 (2011): 1425-1432.

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手のしびれに悩む50代女性が、今日から試してみたい生活習慣3選

手のしびれに悩む女性は少なくありません。手のしびれは、とりわけ40代、50代の更年期前後の女性に多く見られます。

最新研究では手のしびれは加齢や手の使いすぎだけでなく、女性ホルモンの減少によっても生じることがわかっています。手にしびれや痛みを感じたときに始めたいおすすめの生活習慣を3つ紹介するので、ぜひご覧ください。
 

 

手のしびれとエストロゲン

女性ホルモンの1つ、エストロゲンは腱や関節を保護する働きがあります。そのため、エストロゲンが低下すると手に痛みやしびれが生じるようになり、手根管症候群や腱鞘炎などの診断を受けることもあるでしょう。

エストロゲンは20代をピークとして徐々に分泌量が減り、更年期前後になるとさらに分泌量が減少します。40代、50代になると手に痛みやしびれを感じる女性が増えるのは、エストロゲンの減少が原因と考えられます。

エストロゲンが減少するタイミング

エストロゲンの分泌量は月経周期に左右されます。排卵期が近づくと分泌量が増え、排卵期の前後で急激に減少し、黄体期の前後で少し増えてその後は緩やかに低下するというサイクルを繰り返すことが一般的です。

エストロゲンの分泌量は、年齢を重ねることでも変わります。10代は年齢とともに増加しますが、20代でピークを迎え、その後は徐々に減少します。40代、50代になり更年期を迎えると急激にエストロゲンの分泌量が減るため、更年期症状が生じ、不調を感じることもあるでしょう。

エストロゲンは腱や関節を保護するだけでなく、肌のハリやツヤを向上させ、代謝を高める役割もあります。40代、50代になって肌の潤いが衰えやすくなるのも、エストロゲンの減少が原因の1つと考えられるでしょう。

エストロゲンの減少は止められない?

手のしびれを予防するためにも、エストロゲンの分泌量が減り過ぎないようにしたいものです。しかし、エストロゲンなどのホルモンの分泌量は、人間の意思で管理できるものではありません。

すべての女性において、エストロゲンの分泌量は20代をピークに徐々に低下します。もちろん低下する割合や年齢などは個人差がありますが、年齢とともに減少するという事実に関しては例外はありません。

ただし、出産時や月齢周期によるエストロゲンの分泌量減少に関しては一時的なもののため、一定期間を過ぎると再び分泌量が増えます。例えば、出産によりエストロゲンが減った場合であれば、授乳期が終わると分泌量も元通りになり、月経周期に合わせたサイクルに戻るでしょう。
 

 

エストロゲンと似た働きを示す大豆イソフラボン(ダイゼイン)

加齢によるエストロゲン分泌量の減少は止めることができません。しかし、エストロゲンと似た働きをする大豆イソフラボン(ダイゼイン)を適度に摂取することで、手のしびれや肌の潤い低下などのエストロゲンの減少による不調をある程度回避できます。

更年期症状の緩和のためにも、大豆を積極的に摂取して大豆イソフラボンを取り入れるようにしましょう。

エクオールに変換されるかどうかで大豆イソフラボンの効果は変わる

大豆イソフラボンによる健康効果には個人差があり、大豆を食べれば誰もが更年期症状の緩和などの効果を得られるわけではありません。最新研究では、大豆イソフラボンにより高い健康効果を得られる人は、ダイゼインをエクオールに変換してから腸で吸収していることが明らかになっています。

ダイゼインをエクオールに変換できるかどうかは、腸内細菌にエクオール産生菌があり、なおかつ活発に働いているかによって決まります。活発に働くエクオール産生菌が腸内細菌にいる場合は大豆イソフラボンをエクオールに変換して吸収するため、更年期症状の緩和などの健康効果も得やすくなるでしょう。

エクオールをつくれている人の割合は約半数

エクオールによる健康効果を得るためにも、腸内細菌にエクオール産生菌が活動していることが望ましいといえるでしょう。エクオール産生菌が腸内にいて活動している人の割合は、日本人の約半数といわれています。残りの半数の方はダイゼインのまま腸に吸収されており、エクオールとして吸収されるほどの健康効果を得られていません。

なお、エクオールがつくれているかどうかは、国や年齢によって違いがあることが分かっています。一般的に日本や中国、韓国、台湾などの東アジアの人々は、欧米人と比べてエクオールを産生できる割合が高い傾向にあります。また、日本国内では10代、20代の若い人々に比べると、60代以上の人のほうがエクオール産生者である割合が高いというデータもあります。

エクオール産生者は大豆を毎日食べる人に多い

国や年齢によってエクオール産生率が変わる理由の1つとして、大豆の摂取量の違いが挙げられるでしょう。東アジアは欧米と比べると大豆を食べることが多く、例えば日本でも、大豆そのままだけでなく、豆腐や薄揚げのように加工したり、醤油や味噌のように調味料にしたりすることで日々の食事に使われています。
 →エクオールについてもっと知りたい方は、こちらもチェック!「エクオール」ってそもそも何?つくれる人の特徴は?

 

手のしびれを軽減するための3つの生活習慣

手のしびれが気になる方は、エクオールや大豆イソフラボンを摂取することを心がけてみましょう。今日から始めたいおすすめの生活習慣を3つ紹介します。

大豆を毎日食べる

大豆をしっかりと食べることで、エストロゲンと似た働きをする大豆イソフラボンを摂取できます。また、大豆を毎日食べている人はそうでない人よりも、エクオールを産生できる人が多いようです。大豆を食べる習慣をつけることで、エクオールを産生できる腸内環境を目指してみてはいかがでしょうか。

良質なタンパク質を摂取できる点も大豆のメリットです。タンパク質は臓器や筋肉。肌、髪などの元となる成分なので、しっかりと摂取することで健康な身体を作ることができます。

食物繊維もしっかり食べる

エクオール産生菌などの腸内細菌は、エサがないと活発に働くことができません。腸内細菌のエサは食物繊維です。大豆をしっかりと食べるだけでなく、食物繊維もしっかりと食べるようにしましょう。

食物繊維は、根菜類やキノコ類、海藻などに多く含まれています。毎日の食生活に組み込み、食物繊維の摂取量を増やすようにしましょう。

なお、食物繊維をしっかりと食べることで腸内細菌が活性化されるだけでなく、便秘解消や免疫機能の向上などの効果も期待できます。若々しく健康な生活のためにも、意識して食物繊維を食べるようにしましょう。

エクオールをサプリメントで摂取する

エクオールはサプリメントでも摂取できます。実際にエクオールサプリメントを定期的に摂取することで、手のしびれなどの更年期症状が軽減されるという研究結果もあります。健康な生活のために普段の食生活を改善することも大切ですが、サプリメントに頼るのも1つの方法です。
 

 

エクオールで快適な生活を目指そう

手のしびれや傷み、ほてりなどの症状は、女性ホルモンの減少が原因となっていることがあります。女性ホルモンの分泌量は加齢により減少しますが、エクオールや大豆イソフラボンを摂取することで補うことは可能です。エクオールに注目し、健康かつ快適な生活を目指しましょう。

腸内のエクオール産生菌が活動していると、より高いエストロゲン活性を期待できます。エクオール産生タイプをチェックする「ソイチェック」は、ご自宅で簡単に試せる郵送キットです。健康な生活にぜひお役立てください。

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いますぐ教えたくなる!50代女性の手のしびれとホルモンの関係

50代女性に多い悩みの1つが、手のしびれです。しかし、しびれを感じても年齢のせいや手の使いすぎと考え、特に対策をせずに放置する方も少なくありません。

最新研究では、手のしびれは女性ホルモンの減少が影響している可能性があることがわかっています。実際に手のしびれと女性ホルモンにはどのような関係があるのか、また、しびれの改善や予防のためにできることについてまとめました。しびれが気になる方、年齢を重ねることで不調を感じることが増えてきた方はぜひご覧ください。
 

 

エストロゲンと手指のしびれ

エストロゲンは女性ホルモンの1つで、卵胞ホルモンとも呼ばれます。エストロゲンの分泌量は、排卵期が近づくと増え、排卵期が終わると急激に減少し、黄体期の前に少し増えるといった月経周期に連動したサイクルを繰り返しています。

エストロゲンは、代謝を高めたり肌の潤いやツヤを向上させたりといった女性に嬉しい効果が多くある女性ホルモンです。また、腱や関節を保護する働きもあるため、エストロゲンが減少すると手足を動かすときに痛みを感じたり、手指にしびれが生じたりすることがあります。

エストロゲンが減少する時期

エストロゲンの分泌量は20代をピークとして徐々に減り、更年期を迎えると急激に減少します。そのため、更年期に近づくと肌の潤いやツヤが衰えたり、代謝が下がって体重が増えやすくなったりします。

手指のしびれを感じやすくなるのも、エストロゲンが減少する更年期です。手に痛みやしびれを感じる手根管症候群や腱鞘炎は、更年期前後の女性に多く見られます。

また、出産後は一時的にエストロゲンが減少します。更年期とは異なり、一定の時期を過ぎると再びエストロゲンの分泌量は増えますが、手指に痛みやしびれを感じるケースもあります。
 

 

エクオールで女性ホルモンの減少を補う

エストロゲンの分泌量は月経周期や加齢に左右されるため、すべての女性は出産後や更年期前後にはエストロゲンの分泌量が減ります。とはいえ、すべての女性が更年期前後に手指に痛みやしびれを感じるのではありません。実際のところ、痛みやしびれを感じる方と感じにくい方では何が違うのでしょうか。

手指の症状の違いは、エクオール産生能力とも関係があるとされています。エクオールとは体内でエストロゲンに似た働きをする物質で、エクオールを産生できる能力がある方はそうでない方と比べて更年期症状が軽く、手指のしびれ等といった症状との関係についても研究が行われています。

エクオールはイソフラボンから作られる

エストロゲンと似た働きをする物質としては、大豆に含まれている大豆イソフラボン(ダイゼイン)が知られています。

実際に食品からのイソフラボン摂取量が多いと更年期症状が緩和され、更年期以降に減少しやすい骨密度の維持にも効果があることが研究により分かってきました。イソフラボンの摂取量が多いと、乳がんや脳梗塞、心筋梗塞にかかるリスクが減るという研究報告もあり、健康効果が注目されています。

また、大豆イソフラボンの健康効果には個人差があることも分かってきました。イソフラボンはそのままの形でも腸から吸収されますが、腸内細菌によりエクオールという成分に変えてから吸収されることでより高いエストロゲン活性を持ちます。

すべての方にエクオール産生能力があるわけではない

ダイゼインとして吸収されるか、エクオールとして吸収されるかは、腸内細菌にエクオール産生菌がいて活動しているかどうかに左右されます。エクオール産生菌が活動している場合は大豆イソフラボンがエクオールの形で吸収されるため、エストロゲンを補う働きも高くなり、更年期症状が緩和されやすく、また、手指のしびれも生じにくくなります。

しかし、エクオール産生菌はすべての方の腸内にあるわけではありません。日本人では約50%の方にエクオール産生菌があるといわれているので、約半数の方はエクオール産生菌がなく、大豆イソフラボンの健康効果も低いと考えられます。
 →エクオールについて詳しくはこちらもチェック!「エクオール」ってそもそも何?つくれる人の特徴は?

 

エクオール産生菌はどうしたら作れる?

エクオール産生菌と生活習慣の関係については、まだ明確なことは分かっていません。しかし、次のような傾向があることはいくつかの研究で示されています。

緑茶を飲む習慣がある人は、エクオールを産生できる傾向にある
魚油(ω-3系脂質)を多く食べる人は、エクオールを産生できる傾向にある
タバコを吸う習慣がある人は、エクオールを産生できない傾向にある

緑茶にはポリフェノールの一種、カテキンが含まれています。カテキンには血圧や血糖、LDLコレステロールの上昇を抑制する効果があるため、エクオール産生目的だけでなく注目したい成分です。

また、京都大学の研究では、魚油には体脂肪の蓄積を減らし、体温を上昇させる効果があることが報告されています。緑茶と同様、エクオール産生目的以外でも摂取したい成分といえるでしょう。

参考:京都大学|魚油摂取は交感神経を介して、「脂肪燃焼細胞」を増やす-「魚油」の効果で体脂肪燃焼を促す新メカニズムを解明

エクオール産生菌のある人の割合は年齢によっても異なる

日本はエクオールをつくれている人(エクオール産生者)が比較的多く、約半数はエクオールをつくれています。しかし、年齢が若いとエクオール産生者の割合が減り、10代、20代の方は2~4割程度しかいないという研究結果も報告されています。

引用元:第30回日本女性医学学会学術集会(2015年)
「尿中エクオール検査「ソイチェック®」を用いた、エクオール産生能と健康意識の変容に関する全国調査」(ポスター発表)

大豆をしっかりと食べよう

エクオールを産生できる人の割合は、日本や中国、韓国、台湾などの東アジアに多いことが分かっています。いずれの国も日常的に大豆を食べる習慣にあることから、大豆を食べることとエクオール産生菌の有無には関係があると見ることができるでしょう。

実際に日本では60代以上の方にエクオール産生者が多く見られますが、大豆などの豆類の摂取量が多いのも60代以上です。手指のしびれ予防のためにも、大豆をしっかりと食べましょう。

腸内細菌を活性化する成分も積極的に摂取しよう

腸内にエクオール産生菌が存在していても、活動していないならば大豆イソフラボンをエクオールに変換しない可能性があります。腸内細菌を活発に働かせるための「エサ」となる成分が必要です。

エクオール産生菌を含む腸内細菌は、食物繊維をエサとして動きを活発化します。キノコ類や海藻類、根菜などの食物繊維が豊富な食事を食べるようにしましょう。
 

 

手指のしびれ予防のためにもエクオールに注目しよう

手指のしびれは、もしかしたら女性ホルモンの低下によるものかもしれません。エクオールをしっかりと産生するためにも、大豆を意識的に摂取するようにしましょう。また、腸内細菌を活発に働かせるためのエサとなる食物繊維も大切です。海藻類や根菜類などを普段の食事に取り入れ、毎日バランスよく食べるようにしましょう。

今の生活でエクオールがつくれているかどうかは、簡単に尿検査で調べることができます。ヘルスケアシステムズではエクオール産生タイプをチェックする「ソイチェック」の郵送検査を実施しています。ぜひ気になる方はチェックしてみてください。

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気付かれる前にケアしたい!薄毛に悩む女性におすすめの生活習慣3点

頭頂部を中心に全体的に毛量が減ることも多い女性の薄毛。「薄くなっていない?」と、人から指摘されて気付くことも少なくありません。

女性の薄毛は女性ホルモンの変化と関係があると言われています。実際のところ、どのような関係があるのか、また、薄毛ケアにおすすめの生活習慣についてもご紹介します。
 

 

女性の薄毛と女性ホルモンの関係

更年期を迎える40代、50代くらいになると薄毛が気になる方も増えてきます。手ぐしをしたときになんとなくボリュームが減ったように感じたり、髪を束ねるときにいつもよりも毛量が少ない気がしたりするなら、もしかしたら薄毛の始まりかもしれません。

また、出産後、一時的に薄毛になることがあります。抜け毛がひどく、シャンプー後に排水口が詰まることもあるでしょう。

これらの薄毛は、いずれも女性ホルモンの減少と無関係ではありません。女性は成長とともに女性ホルモンの分泌量が増え、20代でピークを迎え、後は時間をかけて減少していきます。

しかし、出産後と更年期は急激に女性ホルモンの分泌量が減少することがあり、それに伴って毛量にも大きな影響があります。その1つが薄毛です。さまざまな理由により一時的、あるいは長期的に薄毛になることがありますが、女性ホルモンの分泌量が減ったことで薄毛になることも少なくはないのです。

髪の成長と維持に欠かせないエストロゲン

女性ホルモンの1つ、エストロゲンは、髪の成長と維持に欠かせない要素とされています。常にエストロゲンがコンスタントに分泌されていればよいのですが、身体の変化から影響を受けて分泌量が減少してしまい、毛量が減ったり、白髪が増えたりすることがあります。

エストロゲンの分泌量は、20代にピークを迎えた後は徐々に減少しますが、一定のペースで減少するのではありません。40代、50代の更年期は「ゆらぎの時期」となり、急激に減少したり一時的に増えたりと分泌量が安定しない状態が続きます。

そのため、更年期は毛髪だけでなく体調も安定せず、不調が続く方も少なくありません。のぼせなどの更年期障害の症状があるときやなんとなく不安を感じることが増えたときは、婦人科で相談してみましょう。

エストロゲンに似た働きをする大豆イソフラボン

すべての女性は加齢と共にエストロゲンの分泌量が減少します。しかし、エストロゲンに似た働きをする成分を補うことで、薄毛や白髪などの女性ホルモンの減少に伴う症状を軽減できることがあります。

その1つとして挙げられる成分が大豆イソフラボン(ダイゼイン)です。大豆イソフラボンの構造はエストロゲンと似ていることから類似した作用を持ち、更年期症状の緩和や、薄毛や白髪などの更年期に見られることがある症状の軽減に効果が期待されます。

大豆イソフラボンの効果はエクオール産生菌に左右される

大豆イソフラボンの健康効果は、個人差が大きいことでも知られています。この差は、大豆イソフラボンをそのまま腸で吸収するか、エクオールに変換してから吸収するかによって生まれます。

なお、元々腸内細菌にエクオール産生菌がいて活動している人は、摂取した大豆イソフラボンをエクオールに変換して吸収します。エクオールは大豆イソフラボンよりもエストロゲン活性が高いため、大豆イソフラボンの健康効果がさらに高まり、更年期症状の緩和や薄毛対策などの効果も期待できるでしょう。
 

 

薄毛対策におすすめの3つの生活習慣

薄毛が気になる方、将来、薄毛になるリスクを軽減したい方は、日々の生活に次の3つの習慣を採り入れてみてはいかがでしょうか。

  1. 大豆を毎日の食事に取り入れる
  2. 食物繊維の豊富な食材を選ぶ
  3. しっかりと睡眠を取る

それぞれの習慣がなぜ薄毛対策につながるのか、詳しく見ていきましょう。

1.大豆を毎日の食事に取り入れる

加齢や更年期により、女性ホルモンは減少していきます。時の流れを止めることができないのと同様、女性ホルモンの減少も完全に止めることはできません。

しかし、女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンを取り入れることで、加齢や更年期によってもたらされる不調や毛髪へのダメージをある程度軽減することは可能です。イソフラボンは大豆に豊富に含まれているので、毎日の食事に積極的に取り入れていきましょう。

腸内細菌にエクオール産生菌がいる場合は、さらにイソフラボンによる健康効果を期待できます。なお、日本人の約50%はエクオールを産生できるといわれています。日本以外にも中国や韓国、台湾などの東アジアの人々は欧米人と比べるとエクオールを産生できる割合が高く、エクオールによるエストロゲン活性を期待できます。

しかし、10代、20代の若い世代は50代以上の世代と比べるとエクオール産生の割合が低く、欧米人と同じく20~30%程度です。この原因はまだ明らかではありませんが、大豆の摂取量が減っていることも理由の1つとして考えられます。イソフラボンを補うためにも、また、エクオール産生菌が活動している腸内環境を目指すためにも、大豆に注目できるでしょう。

2.食物繊維の豊富な食材を選ぶ

エクオール産生菌などの腸内細菌が活発に働くためには、腸内細菌のエサとなる食物繊維をしっかりと体内に取り入れることが必要です。食物繊維の豊富な食材、例えば、根菜や海藻類、キノコ類などをたっぷりと食べ、腸内細菌が活発に働く状態にしておきましょう。

なお、食物繊維の摂取量は60代の方がもっとも多く、若い世代は1日あたり5グラムほど少ないとされています。食物繊維5グラムは、レタスに換算すると約1個分に相当します。野菜のサラダや煮物など、料理を工夫して多くの食物繊維を食べるようにしましょう。

3.しっかりと睡眠を取る

食物繊維をしっかりと取ることで、エクオール産生菌などの腸内細菌が活発に働きやすい腸内環境をつくることができます。また、しっかりと睡眠を取ることでも、腸内環境を整えることができます。

腸内環境はデリケートで、生活の乱れやちょっとした不調にも左右されやすいものです。デリケートな腸内環境を整えるためにも、できれば毎日決まった時間に就寝・起床し、生活のリズムを整えるようにしましょう。

また、睡眠は時間よりも質が大切といわれています。乳酸菌飲料を継続的に摂取したり、快適な寝具を準備したりすることで、睡眠の質を高め、腸内環境を整えていきましょう。

その他にも、就寝前は室内の明かりを暗くし、快適な温度と湿度に調節することも、睡眠の質向上に役立ちます。腸内環境を見直す前に、寝室の環境も見直してみてはいかがでしょうか。
 

 

薄毛対策は生活習慣から!食生活と睡眠を見直してみましょう

加齢によって薄毛や白髪になることは、ある程度は仕方のないことです。しかし、いつまでも若々しい見た目を保つことで、気持ちが前向きになり、明るく生活を楽しめるのも事実です。

女性ホルモンが年齢により減少することで毛量や髪色を維持しづらくなりますが、エストロゲンと似た働きをするイソフラボンを摂取することで補うことができます。健康のためだけでなく薄毛対策のためにも、積極的に大豆や大豆食品を摂取するように意識してみてはいかがでしょうか。また、食物繊維をしっかりと食べること、質の良い睡眠を取ることでも、薄毛対策を強化していきましょう。

今の生活でエクオールがつくれているかどうかは、簡単な尿検査で調べることができます。ヘルスケアシステムズでは郵送検査事業として、大豆イソフラボンからエクオールに変換されているかチェックする「ソイチェック」を実施しています。ぜひご利用ください。

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『つらくなる前に知っておきたい閉経のきほん』(池田書店)でソイチェックをご紹介いただきました

上田 嘉代子先生監修『つらくなる前に知っておきたい 閉経のきほん』(2021年11月24日発行)にてエクオール検査『ソイチェック』をご紹介していただきました。

掲載誌のご紹介はコチラから(掲載メディアのサイトへ移動します)

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加齢だけじゃなかった!女性の薄毛にホルモンケアが重要な3つの理由

歳だからと薄毛をあきらめていませんか?
女性の薄毛はホルモンと密接な関係があり、最新の研究ではエクオールと呼ばれる成分が関係していることも判明しています。薄毛対策にホルモンケアが大切な3つの理由をご紹介し、薄毛予防のために何ができるのか具体的に解説します。
 

女性ホルモンが薄毛対策のカギを握る3つの理由

 
年齢を重ねることで髪にさまざまな影響が生じます。毛量が減ったり、白髪が増えたり、抜けやすくなったりすることもあります。
しかし、単に加齢だけが毛髪の変化の原因ではありません。加齢により女性ホルモンが減少することで、毛髪に変化が起こることもあります。

さまざまな毛髪の変化の中でも薄毛は、女性ホルモンの減少を反映する現象です。その理由としては、次の3点が挙げられます。

  1. 女性ホルモンは毛髪の成長と維持に欠かせないから
  2. 女性ホルモンが減少すると相対的に男性ホルモンが強まるから
  3. 女性ホルモンは加齢とともに減少するから

それぞれの理由について見ていきましょう。

1.女性ホルモンは毛髪の成長と維持に欠かせないから

女性ホルモンの1つ、エストロゲンは産後や閉経後に分泌量が少なくなるという特性があります。エストロゲンは毛髪の成長と維持に欠かせないホルモンのため、産後や閉経後に薄毛で悩む女性が増えます。

2.女性ホルモンが減少すると相対的に男性ホルモンが強まるから

薄毛に悩む男性も少なくありません。男性の薄毛の原因は、遺伝的な要因と男性ホルモンの作用が大半といわれています。特に前頭部と頭頂部が薄くなるケースは、男性ホルモンの影響が強いと考えられるでしょう。

女性も、女性ホルモンが減少することで相対的に男性ホルモンの割合が増え、男性型の脱毛症になることがあります。更年期になると女性ホルモンの分泌が減少するため、男性ホルモンに由来する男性型脱毛症になることが少なくありません。

なお、前頭部と頭頂部が薄くなる男性とは異なり、女性が男性型脱毛症を発生するときは頭頂部を中心として広範囲に薄くなる傾向にあります。

3.女性ホルモンは加齢とともに減少するから

毛髪の成長と維持に欠かせない女性ホルモンですが、生涯を通じてコンスタントに分泌されるのではありません。成長とともに徐々に分泌量が増え、20代あたりでピークを迎え、徐々に分泌量が減っていきます。

加齢とともに女性ホルモンの分泌量が減ることで、毛髪にも影響を及ぼします。個人差はありますが、40代、50代と年齢が進むことで加齢と閉経の2つの要因から大幅に女性ホルモンの分泌量が減り、見た目にも分かる程度の薄毛になることがあります。
 

 

女性ホルモンの減少をカバーするイソフラボン

40代、50代になると加齢と更年期により女性ホルモンの分泌が減り、薄毛が見られる女性も多くいます。加齢も更年期も避けることができない変化のため、薄毛も仕方のないことと考える方も多いのではないでしょうか。

もちろん加齢も更年期も避けることはできませんが、減少する女性ホルモンと似た働きの成分を補うことで薄毛対策を行うことができます。例えば、イソフラボンは、体内に入ると女性ホルモンの1つであるエストロゲンと似た働きをする成分です。イソフラボンを食事などから摂取することで、女性ホルモンの分泌が減っても豊かな毛量を維持できるケースもあります。

イソフラボンの健康効果には個人差がある

イソフラボンは女性ホルモンに似た作用を示すため、更年期症状の緩和などの効果でも知られています。また、厚生労働省研究班による研究では、食品からのイソフラボン摂取量が多い女性は乳がんや心筋梗塞などのリスクが低いなどの健康効果も報告され、更年期前後の女性だけでなくすべての方が積極的に摂りたい成分といえるでしょう。

しかし、イソフラボンの健康効果には個人差があるため、誰もが同じような効果を期待できません。効果の違いは、どのような形で吸収されるかによって生じます。

食事から摂取したイソフラボンは腸から吸収されますが、そのまま大豆イソフラボン(ダイゼイン)の形で吸収される人と、腸内細菌によってエクオールという成分に変換されてから吸収される人がいます。エクオールとして吸収される場合は、大豆イソフラボンとして吸収されるよりもエストロゲン活性が高く、より高い健康効果を期待できます。

イソフラボンがエクオールに変換される人・されない人の違い

イソフラボンを効果の期待できる形で吸収するためにも、体内でエクオールに変換されることが望ましいといえます。エクオールに変換されるかどうかは、腸内細菌に「エクオール産生菌」が含まれ、なおかつ活動しているかどうかにかかっています。

エクオール産生菌が腸内にあり、エクオールをつくることができる人を「エクオールプロデューサー」と呼びますが、日本人では約50%が該当するとされています。欧米諸国の人々は約20~30%とされているので、日本人は比較的エクオールプロデューサーの多い国民です。

日本人以外にも中国や韓国、台湾などの東アジアの人々はエクオールプロデューサーが多いとされています。いずれも大豆を日常的に食べる地域であるため、エクオールを産生できるかどうかは人種の差というよりは食生活による差と考えられています。

更年期以後の薄毛を軽減するためにも、女性ホルモンに注目し、適切なケアをおこなっていくことができます。大豆イソフラボンを積極的に摂取することも、腸内でダイゼインやエクオールの吸収量を増やすことにつながるため、薄毛対策の1つになるでしょう。
 →エクオールについて詳しくはこちらをチェック!「エクオール」ってそもそも何?つくれる人の特徴は?
 

白髪対策にもエクオール

エクオールプロデューサーかどうかは、毛髪の量だけでなく白髪にも影響する可能性も出てきました。エクオールを体内で作ることができる方は、白髪の密度と割合が低いことが報告されています。いつまでも豊かな毛量と若々しい髪色を保つためにも、エクオールの働きに注目してみましょう。

出典:岩下聡、宮川春菜、上野友美、浜本圭介、内山成人、植木理恵, 閉経後女性における毛髪とエクオール産生能の関係に関する観察研究,The Journal of Japanese Society of Aesthetic Dermatology Vol.30 No.1
 

 

薄毛予防のために今から始めたい3つの食習慣

薄毛予防には、適切に女性ホルモンが分泌される状態、つまりホルモンバランスの良好な状態を維持することが不可欠です。適度に運動をして、しっかりと睡眠を取ることなども大切ですが、食生活からもアプローチすることができます。エクオールを意識して、次の食生活を始めてみてはいかがでしょうか。

  • 日々の食事に大豆を採り入れる
  • 食物繊維の多い食材を選ぶ
  • バランスの良い食事を心がける

それぞれの食事がなぜエクオールにつながるのか、詳しく見ていきましょう。

日々の食事に大豆を取り入れる

日本人の約50%はエクオールを産生することができます。しかし、10代、20代の若い世代は20~30%の方しかエクオールがつくれていないともいわれます。将来、加齢や閉経によって女性ホルモンの分泌量が減ると毛量が減りやすいと考えられるだけでなく、更年期障害の症状が重くなる恐れもあるでしょう。

若い世代にエクオールをつくれる人が少ない理由として、大豆の摂取量が減っていることも考えられています。大豆は豆腐や醤油、納豆などのさまざまな形で食べることができる食材です。普段の食事にも採り入れやすいので、ぜひ1品、加えてみてはいかがでしょうか。

食物繊維の多い食材を選ぶ

腸内細菌が活発に働くことで、大豆イソフラボンがエクオールに変換されます。腸内細菌が働くためには、栄養分となる食物繊維が欠かせません。

特に若い世代は食物繊維の摂取量が少ないといわれています。根菜やキノコ類、海藻などの食物繊維が豊富な食材を積極的に採り入れていきましょう。

バランスの良い食事を心がける

大豆や根菜、キノコ類など、エクオール産生につながる食材はたくさんあります。しかし、特定の食べ物ばかり食べ続けることは、決して健康的とはいえません。

さまざまな食材をバランスよく食べつつ、大豆や食物繊維なども豊富に摂取することが大切です。バランスの良い食生活は、健康の源です。元気で若々しく生活するためにも、バランスよく食べることを意識していきましょう。

 

 

食生活から薄毛予防を始めましょう

 
若いときから大豆や食物繊維を豊富に食べることで、将来、女性ホルモンの分泌量が減少したときにも豊かな毛量と若々しい髪色を保ちやすくなります。栄養バランスも考えて、食生活に大豆や食物繊維を加えていきましょう。

体内でエクオールが産生できているかどうかは、簡単な尿検査で調べることができます。ヘルスケアシステムズでは郵送検査事業として、大豆イソフラボンからエクオールに変換されているかチェックする「ソイチェック」を実施しています。ぜひご利用ください。
 

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再検査はどのくらいの頻度で受けたら良いですか。再検査する時の良いタイミングや時期はありますか。

スタッフより

ソイチェックは、「半年~1年後」に再検査することをお勧めしております。
エクオールがつくれる状態になるためには、「エクオールの材料がある」「腸内細菌が活動している」ことが大切です。
そのため材料となる大豆食品を継続的にお召し上がりになることと、腸内環境を整えることをご提案します。
腸内環境の変化は時間がかかると言われていますので、先にお伝えしたように、「半年~1年後」に検査して、
取り入れた生活習慣の改善方法の答え合わせのような感じでお確かめいただくとよろしいかなと思います。
   

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更年期症状が顕著になり、どう対応しようか考える上で自分なりに何か客観的なデータが欲しいと思い検査を受けました。非常に参考になりました。 健康診断以外にこういった検査を受けるのは初めての機会でした。通常の健康診断にない項目ですし、自分でできる簡易な操作で行え、より多角的に自分の状態を知ることができてとても有意義でした。

スタッフより

「どう対応しようか考える上で自分なりに何か客観的なデータが欲しい」と思い、検査を受けて下さった、そして参考になるとおっしゃっていただけて本当に嬉しいです。
あくまで生活習慣の見直しのための検査にはなりますが、皆さまおひとりおひとりがご自分の今のご状況を見える化し、それに合った解決策に出会うためのお手伝いを私たちの検査が担えたらいいなと思っております。
お身体のご状況も不調が減ったり快適になったりしますように。
   

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1回目と変わらない結果だったので、サプリメントを取り入れるようになった。また、体を動かす事を心掛けるようになった。

スタッフより

複数回検査をご利用いただきありがとうございます。
検査結果をもとに、今のご自身に合った解決策を取り入れる、

そのように検査をご利用していただけると私たちとしても、とても嬉しいです。
引き続き宜しくお願い致します。
   

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2回の検査をしたのですが全く数値があがらず、効果が出ていなくてショックを受けています。楽しみながら努力したのですが(1年以上、朝豆乳200飲む生活を続けてから)…。 何か良い方法があれば知りたいです!

スタッフより

私たちの検査でいろいろ考えさせてしまい、心苦しい限りです。
エクオールがつくれる状態になるためには、「エクオールの材料がある」ことに加えて、もう1つ「腸内細菌が活動している」ことが大切なんです。
※下記のコラムが参考になるのではと思いますので、よろしければご覧ください。
コラムは、こちら
腸内環境を整えていくこと以外に、エクオールを直接摂れるサプリメントも発売されています。いろいろな対策が出来るようになってきましたので、ご自分の取り入れやすい方法をお選びください。
またご状況をお聞かせください。

   

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『更年期の教科書』(世界文化社)でソイチェックをご紹介いただきました

高尾美穂先生著『いちばん親切な更年期の教科書【閉経完全マニュアル】』(2021年10月25日発行)にてエクオール検査『ソイチェック』をご紹介していただきました。

掲載誌のご紹介はコチラから(掲載メディアのサイトへ移動します)

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WebDomaniでソイチェックをご紹介いただきました

Web Domani(2021年10月25日発行)にてエクオール検査『ソイチェック』をご紹介していただきました。

【婦人科医監修】PMS? それとも更年期障害? 見極め方と自分の身体を知るフェムテックサービスとは【40代のフェムテック】

掲載誌のご紹介はコチラから(掲載メディアのサイトへ移動します)

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美ST12月号でソイチェックをご紹介いただきました

美ST12月号(2021年10月15日発行)にてエクオール検査『ソイチェック』をご紹介していただきました。

掲載誌のご紹介はコチラから(掲載メディアのサイトへ移動します)

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