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【腸活コラム】便が柔らかい、考えられる原因と対策は?

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便が柔らかい、考えられる原因と対策は?

お腹が痛くてトイレに駆け込んだら、便が柔らかかったことはありませんか?
便が柔らかいことが続き、気になっている人もいるのではないでしょうか。
この記事では色々なお腹の調子を患者さんから伺って、アドバイスをしてきた薬剤師の観点から、便が柔らかい時の原因と対策を解説します。原因を知れば、対処することもできます。便が柔らかい人は当てはまることがないか確認してみてくださいね。
 

お腹の調子が悪い理由で考えられる理由3つ

 
まず便が柔らかい時に考えられる主な原因は3つあります。
●食べ過ぎ・飲み過ぎ
●腸内環境の乱れ
●腸に関係する病気

では、それぞれ解説していきますね。

1.食べ過ぎ、飲み過ぎに注意

暴飲暴食などの食べ過ぎ、飲み過ぎた次の日には、便が柔らかかったり、下痢になったりする経験はないですか。
食事量が多いと、食べたものを消化をするプロセスで出る水分を、腸が吸収する力の限界を超えてしまいます。腸の水分吸収が減ることで便への水分量が多くなってしまうのです。
便の水分量が多いと柔らかい便、水分が多すぎると水下痢にまでなってしまいます。
アルコールなどの刺激物質が腸を刺激することもあります。
何事も、適量が大切ですね。食べ過ぎ・飲み過ぎには注意するようにしましょう。

2.腸内環境の乱れに注意

腸内環境の乱れも便が柔らかくなる原因の一つと考えられます。
私たちの腸内環境に存在する腸内細菌は大きく以下の3つに分けられます。
●善玉菌
●悪玉菌
●日和見菌

腸内環境が悪い状況というのは、善玉菌が少なく、悪玉菌が多い状態のことを言います。
悪玉菌が多くなると便が柔らかくなったり、下痢になったりする原因にもつながるのです。

腸内環境を悪くする原因として以下が考えられます。
●ストレス
●加齢
●抗生剤などの薬

薬の副作用によって腸内細菌の善玉菌が減ってしまい、腸内環境が乱れることで便が柔らかくなることもあります。
しかし、自身の判断で薬の服用を中止しないようにしてください。必ず、医師・薬剤師に相談するようにしてくださいね。

3.お腹の病気に注意

お腹に関係する病気として主に食中毒や感染症、そして過敏性腸症候群が挙げられます。
便が柔らかい状態が続く、水下痢、腹痛、吐き気などの症状が続くようであれば、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

食中毒や感染症

食中毒や感染症の原因として以下の原因が考えられます。

ウイルス:ノロウイルス・ロタウイルスなど
細菌:大腸菌O-157・ブドウ球菌など
寄生虫:赤痢アメーバなど

ウイルスによる食中毒では、便が柔らかくなったり、水下痢になったりするだけでなく、気持ちが悪くなり、吐いてしまうなどの症状も出てくることが多くみられます。
病院に行く際は何を食べたのか、どれぐらいの頻度で下痢や嘔吐があるのかを医師に伝えるようにしましょう。

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群は腸内が過敏な状態になる病気です。過敏性腸症候群の原因として、心と身体に受けるストレス、家庭内・職場内の環境からくるストレスが考えられます。過敏性腸症候群の症状として便が柔らかくなる軟便症状、下痢症状だけでなく便秘の原因にもなることがあるので注意が必要です。

その他の病気

他に、便が柔らかくなる理由として以下が考えられます。

●慢性膵炎
●クローン病
●糖尿病の合併症として

それぞれ治療方法が異なってくるので、便が柔らかいことが続くことが気になる方は早めに医師の診察を受けることをおすすめします。
 

便が柔らかい時の対処法3つ

 
実際、便が柔らかい時に自身で対処できる方法を説明します。
●お腹を冷やさない
●消化の良い食事
●腸内環境を整える

便が柔らかいだけでなく腹痛や水下痢、嘔吐などの症状もあるようであれば、早めに医師にご相談くださいね。

1.お腹を冷やさない

お腹を冷やすことで、腸などの内臓の動きも悪くなり、身体の機能自体も悪くなります。
特に、お腹が冷えると血流が悪くなり、腸での水分の吸収が減り、便に水分が含まれ過ぎるので便が柔らかくなることにつながるのです。ホッカイロを使う、温かいものを食べる、飲むなどをしてお腹を温めることも便が柔らかい時の対処法になります。

2.消化の良いものを食べる

食べたものが消化されずに腸に届くと、腸の動きが異常に早くなり、消化されないまま便として出てしまうので便が柔らかかったり、下痢になったりする原因になります。
便がいつもより柔らかいと感じるようであれば、消化の良い食べ物を選んではいかがでしょうか。消化をよくするために、よく噛んで食事をすることもおすすめですよ。

3.腸内環境を整える

腸内環境にいる善玉菌を増やすために、発酵食品や、乳酸菌、ビフィズス菌飲料などを積極的に摂るようにしましょう。
ストレスも腸内環境に関わってくるので、ストレス解消するために軽度な運動や、睡眠をしっかりとる、人と話すことなどが効果的です。
 

便が柔らかいことが続く時は脱水症状にも気をつける

 
便が柔らかかったり、下痢が続いたりすることで、身体の中の水分が身体の外へ出て行ってしまいます。
身体の水分が出ると、ナトリウムやカリウム、マグネシウムといったイオン性物質が身体の中に足りなくなるのです。
イオン性物質の不足すると脱水症状になり、軽度ではめまいやふらつきの症状が出てきます。
脱水症状は熱中症などの汗を多くかく時に起こると思われがちですが、便と一緒に水分が多く出される時にも起きてしまいます。
便が柔らかい場合や下痢が続くような時は、常温のスポーツドリンクや経口補水液を飲むように心がけましょう。
 

まとめ

この記事では便が柔らかい時の原因と対策について解説しました。

主な原因としては以下が挙げられます。
●食べ過ぎ・飲み過ぎ
●腸内環境の乱れ
●病気による症状

便が柔らかいと感じる人は以下の対処法を試してみてください。
●お腹を冷やさない
●消化の良いものを食べる
●腸内環境を整える

色々試してみたけど改善がない、原因がわからない人、または便が柔らかい症状が続いたり、腹痛・嘔吐・吐き気などの他の症状もあったりする場合は、できるだけ早く医師の診察を受けるようにしましょう。